最近資産形成の勉強をはじめてつみたてNISA口座を開設された方もいらっしゃると思います。
いざファンドを選択しようと思った時に、その投資先を米国にするか先進国にするか新興国にするかまたはいくつかを組み合わせるかなど迷われている方も多いのではないでしょうか?
もちろん自身のリスク許容度に応じてどのようなファンドを選択していくかは人それぞれですが、どれにしようか迷う方は全世界株式1本で十分だと考えてます!
という事で今回はこれからつみたてNISAを始める方でファンドを迷っている方に全世界株式がおすすめな理由を説明していきたいと思います!
すでにファンドを決めている方、つみたてNISAをスタートされている方は参考までに見ていただけたら嬉しいです。
・全世界株式1本で十分な理由
・おすすめの全世界株式投資信託
全世界株式1本で十分な理由
〇全世界株式1本で十分な理由
つみたてNISAは長期の資産形成を目的とした制度です。私を含めて多くの方の場合、長期の資産形成としてつみたてNISAを活用したインデックス投資という手段を選択しています。
そして、その根拠の大部分は長期的に世界経済は成長していくだろうという点です。
もちろん「今後も米国株が強い」とか「これからは新興国株の時代だ」という確固たる根拠や自身があるという方はそういった投資先を選択していいと思います!
しかしながら、経済の専門家でもない私たちが20年や30年と言った長期にわたってどの地域に投資していた方が一番リターンがいいかなど正直わかるはずがありません。というより経済の専門家でも正しくはわからないのではないでしょうか。
投資について学んでいくと、最近(ここ10年くらい)で言えばGAFAMに代表されるように「米国株」が非常に強かったなど経済情勢について今まで以上に情報を知るようになります。そうやって少しずつ知識が身についてくるとどこに投資をしたら一番リターンが高くなるのだろうという事を考えてしまいがちです。
しかし、そこが一番大きな間違いです。
私のような個人投資家はそのような分析などが出来ないからこそ長期・分散・積立のインデックス投資を選択しているのです。
ですので考えるべきはどこが成長するのかではなくどこが成長してもいいように広く分散をして投資をするということです!
そしてありがたいことに現在では「全世界株式」という投資信託が存在します。
自分でいくつかの投資信託を組み合わせなくても「全世界株式」の投資信託を選択すれば全世界に広く分散された国際分散投資が可能になります!
いや、それでも私は「米国株が伸びると信じている!」という方は米国株を選択することに全く問題ありません!
迷うくらいなら全世界株式1本あれば十分ということですので全世界株式にすべきだ!とか言うつもりは毛頭ありませんのでご安心ください(笑)
全世界株式でおすすめの投資信託はこの2つ!
①eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
②楽天・全世界株式インデクスファンド(楽天VT)
①eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
eMAXIS Slimシリーズの特徴は何と言っても手数料の低さです!
このファンドの信託報酬は0.1144%です!全世界に投資をしてくれてこの手数料であれば十分に低い手数料だと言えます。
少しだけファンド中身を見ていくとeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)は3つのマザーファンドを通じて全世界の株式に広く分散投資をしています。
①外国株式インデックスマザーファンド
②新興国株式インデックスマザーファンド
③日本株式インデクスマザーファンド
それぞれ①は先進国株式②は新興国株式③は日本株式に投資を行っています。
投資先の割合としては先進国が約88%(日本含む)・新興国が約12%となっており、49の国・地域に約2,800銘柄に分散して投資されています。また先進国のうち約56%はアメリカなので全世界株式と言えどアメリカの影響が大きのは間違いありません。
②楽天・全世界株式インデクスファンド(楽天VT)
楽天・全世界株式インデクスファンドはバンガード社が運用する「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」に投資をする投資信託です。
VTは先進国・新興国を含む約47の国・地域の約8,000銘柄に分散して投資を行っており、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしているETFです!
全世界の98%以上ですから、まさに全世界株式と言って過言ではないでしょう。
信託報酬は0.212%とeMAXISに比べたら高いですが気にするほどのものではないでしょう。
つみたてNISAは長期の資産形成を目的とした制度ですので、つみたてNISAで積み立てるものや長期の資産形成を目的としたものはどこかに絞るというよりは広く分散して出来るだけ安定した成果を目指すことが望ましいでしょう!
それ以外の余剰資金の運用であれば自分なりに地域やセクターを選定してみたり、個別株に投資をしてみても全然いいと思います!
つみたてNISAでファンド選びに迷われている方の参考になれば幸いです。
では今回はこの辺で(@^^)/~~~